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驚きの連鎖事象:日経の春秋(3月29日)のこと [雑感]

昨日、いとこの娘さんから「高橋和巳のことが日経の”春秋”にでてるえ」と電話があった。このコラムは、読売新聞の2023年2月14日 朝刊 読売歌壇に掲載された
「高橋和巳全集」を書架より外す 青春にいざさらばする友
という短歌と、「作者や友人はどんな日々を過ごし、今に至ったのだろう。」ということから話が展開されている。この短歌が生まれるきっかけを作った当人として、驚くべき事象の連鎖を記しておく。
 ことの発端は、私が継承しているいとこの作家 高橋たか子(高橋和巳の夫人)の実家の遺品整理である。その遺品のことが京都新聞で取り上げられ、それをきっかけとして私が高橋たか子・高橋和巳のことを大学の同窓生とのzoom談話会で話した。参加していた同窓生の一人K氏は、「断捨離の際に高橋和巳全集を捨ててしまった」と言うことだったが、K氏はその談話会のことを幼なじみのKさんに話をされた。Kさんは、「高橋和巳全集を捨てる」ことがその友の青春への訣別であることに思いを致し、上記の歌を詠まれたと言うことであった。この短歌が日本経済新聞の記者の目に触れ、春秋のコラムが書かれた。この事象の連鎖は、まだまだ続くのであろうか。
Kさんの上記の短歌を読んですぐに
書架うめし 高橋和巳 全集を 下ろしし友の 春は新たに
という歌がほとばしり出た。

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