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政府の原子力エネルギー政策批判 [オピニオン]

現政権は、時代に逆行する原子力エネルギー政策を強行しようとしている。未来の人類に禍根を残さない為に、現在進めようとしている政策を撤回すべきだ。
1)汚染水の海洋放出はすべきではない
地球上に出現した生物の中で、地球環境を破壊した生物は人類以外にはない。産業革命以後、人類は地球環境に不可逆的な汚染を行ってきた。化石燃料の排ガス放出による地球温暖化、プラスティックー・マイクロプラスティックによる海洋汚染、環境ホルモン放出による環境汚染など、これらの汚染は、回収不能であるにもかかわらず、汚染物質を自然界に放出したことによる。汚染水も一旦海洋放出されると、改修不可能であり、長期的効果が評価できないトランスサイエンスの問題である以上、海洋放出はすべきではない。
2)老朽化した原子炉は再稼働すべきではない。
原子炉の格納容器は、核反応で生じる高速粒子により空孔ができ、劣化することが知られており、亀裂があれば地震などによる圧力がかかると容易に破壊する。稼働中であれば、メルトダウンにつながる。放射性廃棄物やプルトニウムの処理法がなく、原子力は現代科学が未来に残す最大の負の遺産である。老朽原子炉の再稼働や新型の原子炉の開発ではなく、木材などの自然エネルギー、再生エネルギーを主要エネルギー源とする社会の構築に舵を切るときである。

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