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「社会物理学」よく読まれているようです [著作]

SocioPhys.jpg22年10月に出版されました「社会物理学」(共立出版)は、順調に読者が増えているようです。第1刷は1000部発行、昨年2月の第2刷は1500部発行でしたか、今回の第3刷は2000部印刷されました。現代社会は、膨大な課題を抱えていますので、若い研究者が本書を参考にして(積ん読ではなく)様々な課題に取り組んでほしいと思います。

「社会物理学」の再版決定! [著作]

SocioPhys.jpg  昨年10月に刊行されました「社会物理学」(共立出版)の初版は、3ヶ月でほぼ売り切れ、現在第2版(いくつかのミスプリなどを修正)が準備されています。これまでの専門書では、初版が数ヶ月で売り切れたものはなく、驚くと共にこの分野への関心の高まりを知り、大いに励まされています。
 前のブログ(2月7日) に書きましたように、世界は人類が絶滅に向かうか永続するかの分岐点にあり、日本もまた多くの問題を抱えています。(1)地球環境を保全できるエネルギー利用の基本的考え方の構築、(2)少子化問題や犯罪増加と格差社会の構造、(3)情報化社会における教育のあり方、(4)過疎化・低い食糧自給率・国の未曾有の債務残高など これらの問題は、本書で解説されている社会物理学の手法を用いて、解決する方向性を探ることが可能だと思います。本書が、そのような研究の礎になることを期待しています。
#社会物理学

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「社会物理学」が10月14日に出版されます [著作]

 SocioPhys.jpg佐野 幸恵さん、山崎 義弘さん、山本 健さんとの共著の、「社会物理学ーモデルでひもとく社会の構造とダイナミクス」が、共立出版から10月25日に出版されます。アマゾン紀伊國屋書店で予約可能なようです。
 山崎さんと一緒に執筆計画を始めてから5年と4ヶ月になりますが、佐野さんと山本さんの協力を得て、なんとか成書としてまとめることが出来ました。本書を読んで多くの若い研究者がこの分野に進んでくれる事を期待しています。
 私がこの分野の研究をやることになったのは、2002年頃に訪問したドイツのケルン大学のD. スタウファー教授から「おまえも格差社会の研究に何か貢献しろ」といわれたことからです。本書の私の担当部分は、それをきっかけとして行った九州大学および東京電機大学の学生・大学院生との研究、2011年8月に行った鳥取大学での集中講義「社会物理学事始め」のための講義ノートおよび近年のコロナ関係の研究を元に執筆しました。
 3.11の震災・原発事故、今年のロシアのウクライナ侵攻、そして昨今のカルト宗教と政治の関係など社会は極めて不安定な状況となっており、安定して持続する社会のあり方を提言するのは社会物理学の重要なテーマになっています。
出版は10月14日となりました。(10月7日追記)
(写真追加:9月25日)

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「現代の物性物理学」(コーエン・ルイ著)の翻訳が出版されます [著作]

コロナの影響で遅れていましたコーエン・ルイ著「現代の物性物理学」(小田垣・吉留・大久保共訳、吉岡書店)が、完成しました。店頭に並ぶのは9月になりますが、吉岡書店からはすぐに購入できます。Amazon から予約も出来ます。
Cohen-Louie.jpgCohen-Louie2.jpg物性物理学の基本から、最新の理論的手法や低次元系の物性まで、詳細に説明されていますので、輪講の教科書として最適だと思います。

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「つながりの物理学」出版 [著作]

「つながりの物理学」(裳華房)が今月末に出版されます。集団免疫やネットワークの連鎖破壊などにも触れていますので、是非ご覧になって下さい。



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共通テーマ:学問

電子版 エッセンシャル統計力学 の出版に向けて科研費申請 [著作]

すでに紙媒体で出版しています「エッセンシャル統計力学」の電子化にむけて、「学術図書」科学研究費を申請しました。この電子化では、紙媒体の本をpdf 化して、PC/タブレットで読めるようにするだけでなく、ICTを活用した(2+1+1)次元の教育を提唱しています。これは、紙や板書の2次元的情報に加えて、現象の時間発展をインタラクティブに見せるバーチャルラボラトリーの1次元およびキーワードに関する(同一本内および外部の)情報への直接的なアクセスを可能にする1次元を加えた(2+1+1)次元の教科書になります。ICT教育における自然科学系の教科書のプロトタイプになると期待しています。これまでのバーチャルラボラトリーをタブレットで読める形に作り直す作業について、科研費を申請しました。

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「現代の物性物理学」翻訳書脱稿 [著作]

R. コーエン・S.ルイの"Fundamentals of Condenced Matter Physics"
の翻訳を、吉留(東北大)と大久保(東大)両氏と共同で進めていましたが、昨日脱稿し、吉岡書店に原稿を送りました。吉岡書店から物理学叢書111として出版される予定です。グラフェン、ナノチューブやナノリボンなどの低次元物質も含められた物性物理学の最先端の情報がまとめられています。600頁もある本ですが、物性物理学の研究者、あるいは物性物理学を目指す学生/院生の必読の書になると思います。
(2021.8.19追記)2021年9月10日に出版となりました。Amazon がらどうぞ。

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日本物理学会誌 [著作]

日本物理学会誌第74巻第8号568頁の「歴史の小径」欄に、小文「秩序・無秩序現象の計算機実験――50年前に考えられたこと」が掲載されました。計算機実験グループ(荻田、上田、松原、松田、米沢)が製作したイジングモデルにおける相転移のミクロな様子を可視化した映画は、1968年に京都で開催された統計力学の国際会議で上映され、計算物理学の画期的な成果として、高い評価を受けたものです。この映画がどのような考え方で作られたのかを、計算機グループの先生方との交流の記憶および上田、松田両先生との面談で得た情報に基づきまとめたものです。

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エッセンシャル 統計力学 [著作]


       https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-2255-7.htm
統計力学の新しい教科書が、「エッセンシャル 統計力学」として裳華房から8月31日に出版されることになりました。2学期間で終えられるように内容を精選していますので、学部レベルの教科書として使いやすくなったと思います。

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