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最近の活動 [講演会]

2022-12-03.png今年喜寿になった機会に、卒業生達が12月3日にonline の講演会を企画してくれました。当日は20名ほどの卒業生と、15~6名の知人の方に参加していただきました。多くの卒業生がそれぞれの分野で活躍されているの知ることができ、正に「教師冥利に尽きる」という気がいたしました。ご参加いただいた方々に、この場をかりて感謝いたします。当日の講演で用いました資料をホームページにアップしましたので、いつでもご覧いただけます。(左図を新しいタブで開いて下さい。)
2022-12-10.png 12月10日には、明治大学でMIMS 現象数理学研究拠点 共同研究集会「社会物理学とその周辺」が開催されました。ハイブリッド形式でしたが、多くの議論があり、この分野が発展しつつあることがよく分かりました。私は最近やりました「COVID-19の新しいコンパートメントモデル」の講演を行いました。講演資料をホームページにアップしています。(左図を新しいタブで開いて下さい。)

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11月末時点でのコロナ感染状況 [コロナについて]

blog2022-12-1.png11月30日までの第7波、8波の感染状況を示します。第8波の増加率はだんだんと小さくなっていますので、このまま収束に向かえばよいのですが、年末年始で人と人との接触機会が増えますので、予断はできません。
 中国では、いわゆる「0コロナ政策」への市民の不満が高まっています。中国の対策は中世ヨーロッパのペストのときの対策のようです。ペストは感染源をコントロールできないので、都市封鎖が最も確実なコントロール法でした。COVID-19は、人ー人感染以外の感染はないと考えられ、しかもPCR検査で感染力を持つ感染者を特定できるという特徴があります。さらに、これまで知られている感染症とは異なり、発症前の感染、無症状者による感染がかなりの割合となっています。これは、感染経路不明者の割合が70%にもなっていたことからも想像できます。したがって、コロナは、これまでの分類ではなく、新たな感染症とすべきで、無症状者を見つけ出して隔離する(発症者はもちろん)対策を取らない限り収束は望めません。何もしない初期スエーデン型、ロックダウンの中国型、ワクチン頼みの日本型ではなく、コロナの特徴を考えた新たな対策が必要です。特に、今のワクチンを打っていても、細胞内にウイルスが入ってしまうと、細胞内でつくられるRNAとタンパク質が再構成されてウイルスとなるときに、その環境で生き残る最適なものが増殖しますから、感染を抑えきれないのは自明です。日本政府がウイルスの特徴を捉えた対策を立てることを期待します。

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