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精華町立山田壮小学校で訪問授業

京都府精華町立山田壮小学校で訪問授業「ゲームで遊び、ぶつりを学ぶ」を行いました。山田壮小学校は現在は奈良県近くの京都府内の新しい住宅地にありますが、創立は1871年の伝統ある小学校です。4年生39名が、「紙グライダー」、「フォークやじろべえ」、「でんき魚釣り」に挑戦。児童はみんな大変元気で、最初の説明の中で出した質問には、多くの児童が手を上げて自分の考えを話してくれました。紙グライダーが完成するとみんなが体育館に広がって、大騒ぎで飛ばす実験をしました。三つの班に分かれたローテーション形式のゲームでは、生徒が取り仕切って測定と記録をしてくれました。日頃のしつけの良さがよく分かりました。将来、物理学に興味を持ってくれる児童が出ることが期待できる体験授業でした。準備万端やって頂いた新家先生、校長先生、教頭先生には大変お世話になりました。有り難うtございました。

マイナンバーとマイナンバーカード [オピニオン]

 政府は、すべての国民にマイナンバーカードを所持させようと躍起になっており、来月にはこれまで配布されていた紙の健康保険証を廃止するという強硬手段をとるらしい。先のブログで述べたように、善悪は別にして、マイナンバー制度の本来の目的は、国民一人一人に番号を与え、それによって所得など様々な情報を管理しやすくすることであったはずである。この制度を直接比較できるのは、1040.jpgアメリカの社会保障番号(Social Security Number、SSN)である。私自身がもつアメリカ滞在中に取得したSSNは現在も有効で、税金の申告に用いる(右図)とともに、社会保障もその番号で給付される。高齢者の保険や低所得者層の保険にも用いられている。SSNの番号が必要なのであって、カードは必要ないのである。
 日本でまずやるべきこと、あるいは直ちにできることは、健康保険を扱う厚労省あるいは関連機関が、個人に発行している番号をマイナンバーに変えること、運転免許証の書き換え時に番号をマイナンバーに変えること、個人年金番号をマイナンバーに変えることなど、現在個人に番号を発行している行政機関が、差支えのない番号をすべてマイナンバーに変えることであろう。その後、なりすまし防止などの安全性が確保されたカードを直接個人に交付すればよい。「マイナンバーを他の番号に紐づける」という考え方は、まったく理解できない。
 政府のやり方は、カードや読み取り器製造会社の利権を守ることが主要目的ではないかと疑わざるを得ない。

東京大学物性研究所短期研究会で講演

10月30日~11月1日に行われた東京大学物性研究所短期研究会「ガラスに関連する分野の最先端研究」に参加しました。この研究会の前身は、1990年代に主に京都を中心として行われていた当該分野の研究会を、2002年に東大物性研究所で初めて開催した研究会で、その後数年に一度開催されてきました。私も世話人代表や世話人を何度かやりました。毎回、新しい研究者が出てきて、最新の研究を聞くのを楽しみにしています。私も「エージングの研究」(共同研究)の口頭講演と、口頭講演の申し込み終了後に行った「遅いアーレニウス過程」のポスター発表を行いました。

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福岡市科学館で市民セミナー実施 [アウトリーチ活動]

福岡市科学館で、10月12日、13日にサイエンス福岡クラブ主催の市民セミナー「ふしぎ発見!物理ゲーム」を開催しました。定員15名でしたが、付き添いの方に参加され、12日は20名、13日は22名の方が、三種のゲーム「フォークやじろべえ」、「スカイロケット」、「風をつかむ」を楽しまれました。それぞれ、重心と力と-モーメントの釣り合い、作用反作用の法則と運動量保存則、流れる空気の力について学んでもらいました。「物理学が専門」というと、多くの大人の方が顔をしかめられますが、子供の頃から「物理の面白いところ」を体験してもらい、少しでも物理学の認知度を高めるのが本研究所の目的の一つです。
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京田辺市教育支援センターで訪問授業 [訪問授業]


京田辺市2924-10-2.png京都府の「子供の知的好奇心くすぐる体験授業」として、京田辺市教育支援センターで「ゲームで遊び、物理を学ぶ」を実施しました。京田辺市には一休寺があり、最寄りの近鉄の新田辺で下車すると、駅の階段下の壁に「このはしわたるべからず」と大きく記されていました。生徒と先生に三つのゲームを楽しんでもらいました。オリガミ滑空体は、最長が5mを超えました。フォークやじろべえでは数秒でできる児童もいましたが、5分以上何度も何度も挑戦して完成させた児童もいました。「カンコロガシ」では2mを数秒で転がせた児童もいました。家でもやってみると大いに興味を持ってくれました。

福岡市科学館で「ふしぎ発見!物理ゲーム」開催します [アウトリーチ活動]

  サSFC2024fall.jpgイエンス福岡クラブ主催の科学教室として「ふしぎ発見!物理ゲーム」を10月12日・13日に福岡市科学館で開催します。事前申込制・先着順です。申し込みは9月18日から、福岡市科学館Webページ より。

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古賀市リーパスカレッジで講座開催 [アウトリーチ活動]

R&古賀市リ-パス.jpg 福岡市の北東にある古賀市の「リーパスカレッジ」で、7月28日に講座「遊びながらふしぎ発見!ゲームで楽しく学ぼう物理学」を行いました。付き添いの方を含めおよそ40名の参加者に二つのゲーム「フォークヤジロベエ」と「空飛ぶ折り紙」を楽しんでもらいました。「2本のフォークをコップの縁に触れないようにしてコップにのせられるか?」、「投げないで紙を前に飛ばせるか?」という問いかけに、みんな興味津々、実際に体験して、物理の原理を理解してくれました。当日は、担当の公民館係の船越さん、枦さん、係長さん、また草野さん他たけのこ文庫の方々に準備とゲーム大会の運営をやっていただきました。有難うございました。
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蘇った小説家高橋たか子の生家(築148年の京町家) [歴史の継承]

 従姉の小説家高橋たか子は1932年に京都市下京区で生まれました。その生家は、禁門の変で焼失した地区に1876年に建てられた職住一体型の京町家でした。たか子は小学校1年までここで過ごし、その後北区等持院北町に引っ越しています。80年以上賃貸に出されて様々な改変が行われていましたが、骨格部分には建築当初のものが残っていましたので、それらを生かして元の形に近い京町家になるように改修しました。
 1階には1列3間続きの部屋と縁側、その先に中庭のある典型的な京町屋構成です。元の通り庭に台所、その奥に水廻り棟を配し、通り庭は内玄関から折れ曲がった形で残されています。柱、床柱、梁などはオリジナルのものはできるだけ残し、部屋から見ることができます。また、2階には保存されていた虫籠窓をそのまま壁の中に残しました。
 裏にあった奥座敷(洋館)、倉庫、作業場は老朽化がひどく全て撤去し、和風の庭として整備しました。
 高橋たか子の遺品についてTHE KYOTO (電子版京都新聞)で紹介されました。
    表(Before)            表(After)           
Backyard
     裏庭(After)


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「社会物理学」よく読まれているようです [著作]

SocioPhys.jpg22年10月に出版されました「社会物理学」(共立出版)は、順調に読者が増えているようです。第1刷は1000部発行、昨年2月の第2刷は1500部発行でしたか、今回の第3刷は2000部印刷されました。現代社会は、膨大な課題を抱えていますので、若い研究者が本書を参考にして(積ん読ではなく)様々な課題に取り組んでほしいと思います。

研究所紀要にISSN が付与 [研究機関]

ISSN.jpg 当研究所の紀要「衣笠科学論壇」は、すでに国会図書館において公開論文を収集すべき対象として認定されていますが、今回 ISSN(国際標準逐次刊行物番号)が付与されました。紀要が、国際的に逐次刊行物として認められたことになります。
 本紀要は、オープンアクセスジャーナルですので、誰でも投稿(査読有り)していただけます。政府に忖度しない正論の投稿を期待します。

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