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「社会物理学」が10月14日に出版されます [著作]

 SocioPhys.jpg佐野 幸恵さん、山崎 義弘さん、山本 健さんとの共著の、「社会物理学ーモデルでひもとく社会の構造とダイナミクス」が、共立出版から10月25日に出版されます。アマゾン紀伊國屋書店で予約可能なようです。
 山崎さんと一緒に執筆計画を始めてから5年と4ヶ月になりますが、佐野さんと山本さんの協力を得て、なんとか成書としてまとめることが出来ました。本書を読んで多くの若い研究者がこの分野に進んでくれる事を期待しています。
 私がこの分野の研究をやることになったのは、2002年頃に訪問したドイツのケルン大学のD. スタウファー教授から「おまえも格差社会の研究に何か貢献しろ」といわれたことからです。本書の私の担当部分は、それをきっかけとして行った九州大学および東京電機大学の学生・大学院生との研究、2011年8月に行った鳥取大学での集中講義「社会物理学事始め」のための講義ノートおよび近年のコロナ関係の研究を元に執筆しました。
 3.11の震災・原発事故、今年のロシアのウクライナ侵攻、そして昨今のカルト宗教と政治の関係など社会は極めて不安定な状況となっており、安定して持続する社会のあり方を提言するのは社会物理学の重要なテーマになっています。
出版は10月14日となりました。(10月7日追記)
(写真追加:9月25日)

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