科研費申請に向けて

当研究所の研究・開発部が文部科学省科学研究費助成事業指定研究機関として認定されていますので、来年度の科研費申請は当研究所から行えるのですが、申請の条件として研究不正への対応などが求められました。

まず、研究所の活動状況の調査として、概況票を提出しました。原著論文の発表数や、研究費の執行状況の報告が求められました。

また研究不正を防ぐための取り組みのかなり詳細な調査がありました。「研究活動における不正行為」に関する取り組状況のチェックリスト（15ページ）、および体制整備等自己評価チェックリスト（37ページ）では、規則などの整備状況やコンプライアンス推進の状況などが調査の対象でした。当研究所では、論考「研究不正の深層」（物性研究電子版２０１6．２http://bussei-kenkyu.jp/pdf/01/1/0071-051801.pdf）にあるように、研究不正をなくすには根源からの取り組が必要であると考えています。