精華町立山田壮小学校で訪問授業
京都府精華町立山田壮小学校で訪問授業「ゲームで遊び、ぶつりを学ぶ」を行いました。山田壮小学校は現在は奈良県近くの京都府内の新しい住宅地にありますが、創立は1871年の伝統ある小学校です。4年生39名が、「紙グライダー」、「フォークやじろべえ」、「でんき魚釣り」に挑戦。児童はみんな大変元気で、最初の説明の中で出した質問には、多くの児童が手を上げて自分の考えを話してくれました。紙グライダーが完成するとみんなが体育館に広がって、大騒ぎで飛ばす実験をしました。三つの班に分かれたローテーション形式のゲームでは、生徒が取り仕切って測定と記録をしてくれました。日頃のしつけの良さがよく分かりました。将来、物理学に興味を持ってくれる児童が出ることが期待できる体験授業でした。準備万端やって頂いた新家先生、校長先生、教頭先生には大変お世話になりました。有り難うtございました。
2024-11-29 19:55
マイナンバーとマイナンバーカード [オピニオン]
政府は、すべての国民にマイナンバーカードを所持させようと躍起になっており、来月にはこれまで配布されていた紙の健康保険証を廃止するという強硬手段をとるらしい。先のブログで述べたように、善悪は別にして、マイナンバー制度の本来の目的は、国民一人一人に番号を与え、それによって所得など様々な情報を管理しやすくすることであったはずである。この制度を直接比較できるのは、アメリカの社会保障番号(Social Security Number、SSN)である。私自身がもつアメリカ滞在中に取得したSSNは現在も有効で、税金の申告に用いる(右図)とともに、社会保障もその番号で給付される。高齢者の保険や低所得者層の保険にも用いられている。SSNの番号が必要なのであって、カードは必要ないのである。
日本でまずやるべきこと、あるいは直ちにできることは、健康保険を扱う厚労省あるいは関連機関が、個人に発行している番号をマイナンバーに変えること、運転免許証の書き換え時に番号をマイナンバーに変えること、個人年金番号をマイナンバーに変えることなど、現在個人に番号を発行している行政機関が、差支えのない番号をすべてマイナンバーに変えることであろう。その後、なりすまし防止などの安全性が確保されたカードを直接個人に交付すればよい。「マイナンバーを他の番号に紐づける」という考え方は、まったく理解できない。
政府のやり方は、カードや読み取り器製造会社の利権を守ることが主要目的ではないかと疑わざるを得ない。
2024-11-15 18:52
東京大学物性研究所短期研究会で講演
10月30日~11月1日に行われた東京大学物性研究所短期研究会「ガラスに関連する分野の最先端研究」に参加しました。この研究会の前身は、1990年代に主に京都を中心として行われていた当該分野の研究会を、2002年に東大物性研究所で初めて開催した研究会で、その後数年に一度開催されてきました。私も世話人代表や世話人を何度かやりました。毎回、新しい研究者が出てきて、最新の研究を聞くのを楽しみにしています。私も「エージングの研究」(共同研究)の口頭講演と、口頭講演の申し込み終了後に行った「遅いアーレニウス過程」のポスター発表を行いました。
2024-11-06 15:45