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APS March Meeting 2022(アメリカ物理学会) [学会]

アメリカ物理学会が、対面とオンラインのハイブリッド形式で今週開催されました。コロナ関連の研究と非平衡系における緩和に関するAdam-Gibbs の関係式に関する研究を発表しました。前者はポスター発表で17日1:00~3:00,後者は口頭発表で18日23:36~23:48の講演時間でした。今年は開催形式が変更され、オンライン参加の場合、いずれもビデオの提出を求められていましたので、ポスターはおよそ5分、口頭発表はおよそ10分のビデオを作成し、3月3日にアップロードしていました。発表当日ですが、つなぎ方を十分理解していなかったためか、全く臨場感のないものになりました。ポスターの場合、”会場”に発表者がバーチャルにいる雰囲気ではなく、ポスターあるいはビデオをオンラインで見るだけのようで、対面形式の会場でどうなっているのか、全く分からずじまいでした。ポスター発表の面白さのひとつは、ぶらぶら会場を回って興味のある発表に出会うことですが、そのような雰囲気は全くありません。口頭発表の会場では、招待講演のみが直接オンラインで聴講できるようで、一般講演はライブで参加できず、結局はビデオのない発表はアブストラクトだけ、ビデオのあるのはそれを聴くだけで、ビデオ+アブストラクトの電子図書を見ているようでした。自分の講演が会場で放映されたのか、質問があったのかなど全く分からずじまいでした。昨年秋の日本物理学会は、オンラインでもそれなりの臨場感があり、良かったのですが、今年のアメリカ物理学会はさっぱりでした。
なお、社会物理の研究会「社会物理学とその周辺」がオンラインで3月26日に開催されます。

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第6波感染状況(3月5日) [コロナについて]

日本全国と東京都のCOVID-19第6波感染状況です。
Japan6thwave.png
   Toky6thwave.png
 
 
どちらのデータも2月初旬にピークを超え、減少に転じています。この減少は、検査数の制限による効果も大きく、3月に入って、減衰率が小さくなっています。重点措置が撤廃されたところもあり、またこれから人と人との接触が増える時期と観光シーズンとなりますから、第7波になることが危惧されます。
これまでも第5波の時以外いつも感染者数が十分下がらないところで様々な制限の緩和をする政策が採られました。昨日時点の東京都は、新規感染者が11000人ほど、感染経路不明者数は6755人(いずれも7日間平均東京都のデータ)ですから、経路不明者の割合は61%になります。従っておよそ新規感染者の7.7倍=84700人の感染力を持つ感染者が市中にいることになります。この人達をコントロールしない限り、感染は収まりません。

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