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木津川市立相楽小学校で訪問授業 [訪問授業]

木津川市立相楽(さがなか)小学校で、「知的好奇心をくすぐる体験授業」を行いました。JR学研都市線の西木津駅から歩いて5分のところにある、創立140年以上の伝統ある学校は、昔のままの板張りの廊下・教室で、私の小学生の時の神足小学校を思い出しました。体験授業では、三種類の物理ゲームを6年生69名にやってもらいました。最初の説明のときから,みんなすごく熱心で、出したクイズにも積極的に答えてくれました。アルソミトラ滑空体では、5m以上飛ばす人もおり、またフォーク弥次郎兵衛では5秒ほどでできた人もいました。人数が多くて、時間的に少し窮屈なスケジュールになってしまいましたが、さすがは6年生、自分たちで工夫して測定してくれました。大いに「知的好奇心」をくすぐることができたと思います。担当して頂いた西川教頭先生、有り難うございました。

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東北大学で研究討論 [研究]

東北大学工学部の吉留助教との研究討論のために,仙台に来ています。昨日の講演の後から、今日の夜まで、夕食の時間も含めて、非平衡系の自由エネルギーランドスケープ描像について討論しました。これまでのDFTの方法の非平衡系への適用に於いてこれまで考慮されていなかった点を取り込むことにより、過冷却液体のガラス転移の完全な理解が可能になると確信しました。また、関連するその他の問題についても議論が進み、今後の発展を楽しみにしています。

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若手研究者には,年700万円の研究費ではなく安定な雇用を保障せよ! [オピニオン]

日本経済新聞や朝日新聞の情報によると、政府は経済対策の一部として、40歳までの若手研究者700人に、最長10年間にわたって平均で年700万円(最大1000万円程度)を助成することを検討しているらしい。これはいろいろな指標により、沢山引用される日本発のオリジナルな研究が減っていることへの対策として考えられたものであろうが、若手研究者に多額の研究費を与えれば良い研究成果が挙げられるというのは幻想にすぎない。むしろ、多額の研究費が、「研究費を消化するための物品購入」や「研究不正への圧力」になりかねない。若手研究者を支援するためには、非正規雇用のような研究職ではなく、安定した教育/研究職についてもらうこと以外にはないと思う。特に、大学の教員の数が大幅に削減され、企業でも博士をもつ人の採用は伸び悩み、博士取得、博士研究員の後のキャリアーパスが極端な隘路になっていることを改善することが最も重要である。科学振興政策を、単に予算をばらまく経済政策とするのは間違っている。

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日本物理学会九州支部会 [学会]

11月30日に佐賀大学で行われた日本物理学会九州支部会に出席に、講演をしました。九州支部会は、およそ75年前から始められた九州地区+山口県在住の物理学会会員に参加資格のある学会です。毎年100を越える発表があり、日本物理学会の最も活発な支部会の一つです。通常の学会で聞く分野とは異なる分野の話も聞くことがあり、大変勉強になります。懇親会の出席者がやや少なかったのは残念です。

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