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亀岡市立東別院小学校で訪問授業 [訪問授業]

亀岡市立東別院小学校で、「知的好奇心をくすぐる体験授業」を行いました。亀岡は京都市の北西に位置する市で、私の父の出身地です。京都から亀岡に向かう山陰線から見る保津川の眺めは、いつ見ても綺麗です。東別院小学校は、亀岡市の東南方向で大阪との県境近くにある、江戸時代の心学者石田梅岩先生の生誕地の町の小学校です。体験授業は、1年生から4年生までの17名に、物理ゲーム「電気魚釣り」「フォーク弥次郎兵衛」「アルソミトラ滑空体」をやってもらいました。それぞれのゲームの中で、不思議な現象を体験し「なんでやねん」を考えてもらいました。なぜだかアルソミトラはあまり飛ばなかったのですが、魚釣りは30匹位釣る子もいたり、弥次郎兵衛を7秒で完成させる子もいました。みんな目を輝かせてゲームに取り組んでくれ、大変やりがいのある体験授業になりました。4名の担任の先生と、駅までの送迎とすべての準備をしていただき、また授業中ずっと見守っていただいた安藤校長先生には大変お世話になりました。有り難うございました。


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東京でのこと [雑感]

先日何10年かぶりに東京銀座の歩行者天国に行きました。海外からの訪問者が多いことに驚きましたが、それ以上に驚いたことがありました。少し休憩しようとしてもあたりにベンチがなかったので、歩道脇の植え込みの周囲の石組みに腰掛けていると、ガードマンらしき人が寄ってきて、「そこは座れません。歩道側に足を出して座っていると、人がぶつかることがあるんですよ。座るなら、車道側に足を向けてください」と言いました。まあ、車が通っていないので、車道側に足を出しても安全なのですが、「石組みが痛むから」ではなく不思議でした。よく見ると、植え込みの中に看板があり、「座ること禁止」(のようにと)中国語でのみ書いてあり、体育座りしている人に斜線が引かれた絵が描いてありました。石組みに座ることくらい、自己責任でやらせてほしいものです。

 もう一点、東京駅の土産物売り場のレジで、前の人の後に並んで立つと、レジの女性が「そちらには立たないで、こっちに並んで下さい」とレジに沿った方に並ばせました。別に混雑しているわけでもなく、きつい声で言われてびっくりでした。

 こんな小さな規則でも、東京の人はちゃんと守るんでしょうね。そういえば、昔、駅のホームに「乗車位置」だけでなく「次の電車の乗車位置」、さらに「次の次の電車の乗車位置」が示されていたのに驚きまました。今なら、5台位後の電車の乗車位置も書いてあるのかな・・・?と、ラーメン食べるために20-30m並ぶ人を見て、想像しています。東京は住みにくい。

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サイエンスアゴラ2019に出展しました [アウトリーチ活動]

今年のサイエンスアゴラの出展「”反重力”滑空体」は、参加者が想定より少なかったですが、来場者は大変熱心な人ばかりでした。滑空体の最長飛行距離は6.5mでした。運営する業者が変わり、人の動線の設計が悪く、4階の会場にはほとんど人の流れがなかったのは残念でした。


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山城中学の生徒から訪問授業の感想 [訪問授業]

木津川市立山城中学校の生徒から、訪問授業に対する感想を頂きました。「科学に少ししか興味がなかったですが、(訪問授業により)前よりも科学に興味がわいてきました。」「僕は理科好きで,この授業を楽しみにしていました。・・・・実験で、6m弱飛ばせたので、うれしかった」など、など、理科好きの人は飛行体を遠くに飛ばす工夫を考え、また理科が好きでなかった人も不思議な現象を目にして、理科に興味を持つようになってくれました。京都府の<知的好奇心をくすぐる体験授業>の目的にかなう訪問授業になっていれば、うれしいです。

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大学入学者選抜について [オピニオン]

昨日の大学入試に関わる英語の民間試験導入の延期により、高校生は耐えがたいほどの困惑を感じているものと思います。これまでの入試制度の改変を見ていますと、常に文部科学省関係の外郭団体が太り、教育関係業者が潤う形になっているように感じます。13年前になりますが、神戸大学で行われたシンポジウム「理系AO入試を通じた高校と大学の接続 ― 21 世紀における科学者養成の新展開を目指して ―」において、当時の九州大学理学研究院長として基調講演を行いました。その講演内容は、シンポジウムの報告書


の9-14頁に掲載されています。最後のところで、大学入試の抜本的な改革を提案していますので,ぜひ読んで下さい。現状の混乱は、このような方向で解決するのが最善と思います。この方向の改革をぜひ実現していただきたいと思います。

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電子版 エッセンシャル統計力学 の出版に向けて科研費申請 [著作]

すでに紙媒体で出版しています「エッセンシャル統計力学」の電子化にむけて、「学術図書」科学研究費を申請しました。この電子化では、紙媒体の本をpdf 化して、PC/タブレットで読めるようにするだけでなく、ICTを活用した(2+1+1)次元の教育を提唱しています。これは、紙や板書の2次元的情報に加えて、現象の時間発展をインタラクティブに見せるバーチャルラボラトリーの1次元およびキーワードに関する(同一本内および外部の)情報への直接的なアクセスを可能にする1次元を加えた(2+1+1)次元の教科書になります。ICT教育における自然科学系の教科書のプロトタイプになると期待しています。これまでのバーチャルラボラトリーをタブレットで読める形に作り直す作業について、科研費を申請しました。

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