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概況調査と間接経費執行実績報告 [研究機関]

研究所を設立して、ちょうど3年が経過しました。今年も研究所の概況報告を提出しました。これは、文部科学大臣指定の研究機関は、「研究機関としての指定を受けた日の翌年度から3年間」行われる調査で、研究費、研究成果の公表状況等について報告が求められました。活動の実体がないと判断されると、指定が取り消されるということです。

また、研究所に対して、「間接経費執行実績報告書」が求められました。間接経費は、会社の経理に組み込んで使用して良いことになっていますが、管理部門、研究・開発部門、その他が何にどのように使用したかの報告が求められました。これまで所属していた大学がどのように報告していたのか興味のあるところです。

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S.P. Das教授 来訪 [研究]

インドのS.P. Das 教授が、研究所を訪問しました。昨日4月16日に京大基礎研でセミナーがあり、その話を含め様々な課題について、議論しました。特に自由エネルギーランドスケープ描像について、それぞれのもっている課題について議論し、今後の課題を明確にしました。昼食時には、近くの竜安寺を訪問し、境内の料亭で議論を続け、さらに方丈の廊下で石庭を眺めながら議論しました。新しい課題として浮上したのは、FEl描像で、温度を下げたときに出現する結晶あるいはガラス状態に対応する極小点が出現する仕組みで理解するかと言うことです。早速少し考えています。

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科研費による討論会「ガラス転移と関連する問題」 [研究]

4月13日に、京都工芸繊維大学において科研費による研究討論会を行いました。参加者は、猿山、深尾、辰巳、水口諸先生、小田垣および大学院生1名です。「エージング」、「アミロイドーシス」、「温度変調応答」、「ピニングのある系のガラス転移」、「RMC」などについて、午前中から昼食時を含み、夕方まで大変密な議論ができました。特に、現在の到達点と問題点が明らかになり、今後の研究の方向性を確かめることができました。少人数による密な討論会は、研究を進める上で極めて有効で、今後も年に数回は開きたいと考えています。

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新元号を使いました [雑感]

今日日本学術振興会からデータベースの更新要請があり、その中に科研費の欄がありました。現在交付されている科研費の最終年度を書く必要があり、早速「令和2年」と書きました。

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複雑系ワークショップ [研究]

イタリアのAndaloというところであったXV International Workshop on Complex Systemsに参加しました。エージングに関する最近の成果を発表しました。ボソンピークやプラスチック結晶など既視感のある発表が多かったですが、圧力変化によるガラス転移とエージングの研究は興味が持てました。また、ベニスのMurano島でガラス工業の視察をしました。ガラス博物館の展示は見応えがありました。またベニスにはパーコレーションを応用したポッツォという井戸があり、中世の頃からその原理が知られていたようで、大変参考になりました。

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