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東京五輪と日本におけるCOVID-19 の爆発的拡大 [コロナについて]

国民の命と安全を最優先する
国民の命と安全を最優先する
「国民の命と安全を最優先する」
「国民の命と安全を最優先する」
「国民の命と安全を最優先する」
「国民の命と安全を最優先する」
「国民の命と安全を最優先する」
「国民の命と安全を最優先する」
「国民の命と安全を最優先する」として開催された東京五輪が8日に閉幕し、日本におけるCOVID-19の爆発的な拡大を残しました。バッハIOC会長、小池東京都知事、菅首相、丸川大臣など開催を強行した人たちは、全く根拠なく五輪は感染拡大の原因ではないと主張しています。そもそも、五輪開催の総費用は、公表されている1兆7000億円の2倍ほどだと言われています。この費用が、コロナ対策に当てられていたならば、現在の医療崩壊を避けることはできたはずです。ただ、多額の補正予算を繰り越している政府には、対策がないのが悲しい現実ですが。
五輪に集った海外の方々とボランティア・開催関係者による影響はこれから顕在化してくるものと思われますが、五輪開催の感染拡大に対する影響を検討するには、日ごとの新規感染者数が、
新規感染者数 ∝ 未免疫者の割合×接触自粛しない人の割合×感染させる期間の減少率×ウイルスの感染力
で決まることに注意し、五輪開催がそれぞれの要素にどれだけ影響を与えたかをみなければなりません。
1)未免疫者の割合:五輪によりワクチンの打ち手が減少し、ワクチン接種に遅れが見られ、未免疫者の割合は期待するほど減少しなかった。
2)接触自粛しない人の割合:緊急事態宣言による人流の抑制は、前回ほど顕著でなかったというデータが報告されているが、単に自粛疲れだけでなく、五輪が開催されている中で、外出自粛をやる気がしなかった人が多かった。さらに、会場は無観客であっても、会場周辺に人が集まったり、集団でのビューイングが行われ、人々が接触する機会が増加していた。
3)感染させる期間の減少率:五輪の影響で、入院やホテル療養がかなり制限されて、家庭内感染が広がったこと、さらにPCRの検査の多くが五輪関係者に向けられ、無症状者を見つけ出して隔離出来なかったことから、有効感染期間が増大した。
4)ウイルスの感染力:現在はδ株が広がっているが、海外からの五輪関係者がλ株などの新たな株を持ち込んだ可能性があり、その効果は今後の感染状況を見ないと分からない。
このように、五輪の開催はどの要素をとっても、感染を増大させる効果しかなく、日本国内の感染の爆発的拡大に大きな影響を与えたものと考えられます。
五輪関係者でPCR陽性者は430人(内150人が海外在住者)であるという報告が出ました。海外からの入国者は42000人以上ということですから、ステージ2~3の状況であったことになります。帰国した海外関係者にコロナ感染が拡大しないことを祈ります。市民にはPCR検査は不要であると言い張ってきた政府が、五輪関係者には積極的にPCR検査を行うという真逆の政策をとったことは、PCR検査の有効性を認めたことでしょうから、同じ政策が市民に向けて行われることを望みます。

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