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分科会の議論の科学的根拠は? [コロナについて]

新しくなった政府の分科会から発信されているコロナ対策の考え方は、その科学的根拠がますます不透明なものになっている。分科会は、今なお3月頃の専門家会議のSIRモデルによるシミュレーション結果を拠り所にしているらしく、会長は「接触を8割減らせば収束させられるが、今は。。。」と発言されており、徹底した検査/隔離という政策は、収束させるための対策とは考えていないように見える。また、分科会会員から「ニューヨーク州の感染収束は、多くの人が感染したからだ」という発言があり、ニューヨーク州で実施している徹底した検査/隔離は収束とは関係ないかの認識であった。この認識の根拠を示されなかったが、SIRモデルあるいはSIQRモデルで、感染者が増えて感染が収束するのは、感染率、隔離率、治癒率の値にも依るが、感染者数が少なくとも全人口の50%、普通は80%くらいになってからである。ニューヨーク州の感染率は、8月6日現在約2.2%であり、感染の蔓延による収束とはほど遠いと考えられるが、分科会がニューヨーク州の収束の理由を説明する新しいモデルを使っているなら、是非公表してほしい。

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